【アルゼンチンのワーホリ】ビザ申請~申請方法と必要な書類を徹底解説~

こんにちは、香港ギリホリ中のくろ(@kuro_holi)です。

ワーホリビザは基本的に申請料がかかると思っている方もいるのではないでしょうか。

実は、アルゼンチンのワーホリビザは申請料がかからないことをご存じでしたか?

アルゼンチンのワーホリ情報を調べると、「150ドル(約16,000円)必要」と出てくることが多いのですが、大使館に問い合わせると無料とのこと。

しかも約1週間で申請が下りるという、どこの国よりも申請期間が短いんです。

ということで、今回はそういったアルゼンチンのワーホリ最新情報やビザ申請の流れ、必要な書類について詳しくまとめました。

「興味あるけど条件を見ていなかった」や「興味なかったけど意外といけそう」など新しい発見があるかもしれません。

必要書類のまとめは、チェックリストとして使うこともできるので、ぜひ読んでみてください。

アルゼンチンのワーホリ申請の概要

参考:Landmarks of Argentina | Wondermondo
項目概要
年齢制限18~30歳 ※申請時の年齢
滞在可能期間1年間
ビザ発給人数200人
就学可能期間明記なし
就労可能期間明記なし

アルゼンチンのワーホリは2017年5月に開始しました。

ブラジルやチリと隣接するアルゼンチンは、サッカーやタンゴなどスポーツを目的に留学する人も多い国。

そんなアルゼンチンのワーホリは申請料が無料、預金残高証明も30万円以下と資金面ではビザのとりやすい条件が特徴です。

ビザ申請条件

ビザ申請は以下の条件を満たしている必要があります。

  • 本国に居住し日本国籍を保有していること。
  • 査証申請時(来館手続日)の年齢が18歳以上30歳以下であること。
  • 子又は被扶養者を同伴しないこと。
  • 以前にアルゼンチン国のワーキング・ホリデー制度を利用していないこと。
  • 過去に犯罪歴がないこと。
  • 滞在の当初の期間に生計を維持するために必要な資金を所持すること。
  • 有効な旅券と帰りの航空券(又はそれを購入するための資金)を所持すること。
  • 滞在期間12ヶ月の間の入院費用及び死亡時の遺体搬送費用をカバーする海外旅行保険に加入していること。

申請準備の前に

アルゼンチンのワーホリ申請に関しては、必ず在日アルゼンチン共和国大使館(以下、大使館)の領事部へ問い合わせるようにしてください。

大使館やアルゼンチン移民局のホームページにはワーホリビザ用の申請書がないので、現段階(2019年12月)では大使館からメールで受け取るしか方法がありません。

この記事に記載されている申請情報と申請書は、2019年12月に大使館へ問い合わせて得た情報ですが、その後変更されている可能性があるので注意してください。

ワーホリはアルゼンチンに限らず、協定当初から申請条件や申請方法が変更になっていることがよくあります。

なので、申請を検討している方は必ず事前に大使館の領事部へ連絡して最新情報を確認してください。

大使館への問い合わせ

アルゼンチン大使館の領事部の方へメールして約1時間で返信が来て、質問内容に関しては翌日返答がありました。
とても対応が早く、すごく丁寧に分かりやすく説明してくれます。

ワーホリ申請の流れと必要な書類

アルゼンチンのワーホリの流れと申請に必要な書類をまとめました。

申請に必要な書類は10セット、すべて英文あるいはスペイン語で準備しなければいけません。

ワーホリビザの申請書類は、必ず本人が大使館へ訪問し提出する必要があります。

申請の流れ

申請の流れを簡単に説明すると、

  1. 大使館へ申請書のメール添付を依頼
  2. 添付されてきた申請書をダウンロードし、記入(サインはしないこと)
  3. その他必要書類を準備
  4. スキャンした書類を大使館の領事部へ電子メール送る(コピーの郵送でもOK)
  5. 大使館による書類チェック
  6. チェック完了のメールが来て、訪問日時のメールで予約(不備がなければ)
  7. 訪問から1週間以内に発給(原則)
  8. 大使館か郵送でパスポートの受取り
  9. ビザ受け取り後、3か月以内に渡航

の順番です。

アルゼンチンのワーホリビザは、申請期間が1週間ほどで取得することができます。

ただ、犯罪経歴確認書は非常に時間がかかるので、書類準備には1か月ほどかかることを見越して準備することをおすすめします。

申請に必要な書類

アルゼンチンのワーホリ申請に必要な書類をまとめました。

すべて英語かスペイン語で記入、さらにA4サイズの用紙ですべて原本とコピーを準備する必要があります

申請書1.大使館領事部へ申請書(PDF)の添付を依頼
2.印刷
3.記入(日本語訳のサンプル(PDF)サインはしないこと!
※2019年12月12日の段階で最新の申請書ですが、変更になっている場合があります。自身で領事部へメールし、最新の申請書の添付を依頼してください。
パスポート・原本とコピー
・空白ページが1ページ以上ある
・12か月以上の残存有効期間がある
写真2枚・4×4cm
・白い背景
・正面写し
・眼鏡は外す
・最近撮影したもの
(申請書へは貼付していないもの)
航空券往路航空券は購入必須。
・往復航空券の予約確認書
・往路の航空券+復路購入分の資金証明書(残高証明書へ約10万円上乗せ)
のどちらかを提出。
・英語かスペイン語表記でない場合は、翻訳をつけること。
英文の預金残高証明書最低残高2,500ドル(約271,650円※1)以上
・ドル表記
・英語かスペイン語表記でない場合は、翻訳をつける
クレジットカードのコピーおもて面のコピー
(クレジットカードを持っている場合のみ)
海外保険加入証明書最低補償額30,000ド以上(約325万円※1)
・アルゼンチンの入国日から12か月以上の契約期間
・入院費用および日本への遺体搬送費用の補償が確認できるもの
・英語かスペイン語表記でない場合は、翻訳をつける
他国での犯罪有無の宣誓書他国での犯罪歴のないことを証明する宣誓書。
こちらは大使館で準備してくれます。
犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)・外務省のアポスティーユ付き
・発行日から90日以内のもの
・未開封のまま提出申請日から遡って3年以内に1年以上住んでいる国が日本以外の場合は、その国の証明書も取得すること
(国内での取得方法は詳しくは後ほど解説します)
動機作文休暇目的であり、就労は副次的なものであることを記載した動機分
・英語かスペイン語で作成書式指定なし大使館宛てに作成

※1 1ドル=108円で計算(2019年12月12 日のレート)

アポスティーユとは日本の官公署、自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のこと。

申請は無料

申請料はかかりません。

アルゼンチンのワーホリ情報で検索すると、「申請料150ドル(約16,000円)」や「申請料150ドルの領収書」と記載されていますが、実際はかかりません。

無料で申請することができます。

犯罪経歴証明書の準備

犯罪経歴証明書の準備には時間がかかります。

  • 警察署
  • 外務省

の2箇所で申請する必要があるので、書類準備期間は十分に確保することが大事です!

犯罪経歴証明書の申請流れ

犯罪経歴証明書とアポスティーユ取得の流れは、

  1. 住民票のある所轄警察署へ
  2. 警察署で必要書類提出、指紋採取
  3. 約2週間後に警察署で受取り(郵送不可)
  4. 未開封のまま外務省へ窓口か郵送にて、アポスティーユ取得申請
  5. 窓口申請は翌日、郵送申請は2週間以内の受取り
  6. 未開封のまま大使館へその他ビザ申請書類と一緒に提出

の順番。

警察署での申請時の必要書類に、「発給依頼書」が必要になります。

この発給依頼書は、ビザ申請書を記入した状態で提出すれば大丈夫です。

申請に必要な書類

3.証明書発給の必要性が確認 できる書類(注記1)

(注記1)申請者の氏名が入った大使館からの発給依頼書、招聘状、学校の合格通知、採用通知、赴任命令、雇用契約書等。要求国、理由により異なりますので事前にお問い合わせください。

参考:渡航証明(犯罪経歴証明書)の申請について 警視庁

上記は一部抜粋です。

警察署での申請は、各都道府県で必要な申請書類や受付時間などが異なります。

自身の住民票のある所轄警察署のホームページを必ずご確認ください。

アポスティーユ申請①窓口

窓口申請の場合、申請日の翌日(土日祝を除く)午前9時以降に申請した場所で受取ることができます。

申請の当日は受け取りができないので注意が必要です。

犯罪経歴証明書・未開封
・発行日より3か月以内のもの
アポスティーユ申請書
(窓口にも用意があり)
記入例
身分証明書運転免許証・パスポートなど公的機関が発行する顔写真付きの身分証明書
委任状代理人申請の場合
返送用の封筒、レターパック(郵送で返送を希望の場合のみ)・切手の貼付
・返送住所が記入されている状態

アポスティーユ申請②郵送

郵送申請の場合、所要日数は10日~2週間。

申請者本人の住所へ返却することで身分確認となるので、申請者本人以外への返送はできないので注意してください。

犯罪経歴証明書・未開封
・発行日より3か月以内のもの
アポスティーユ申請書
(窓口にも用意があり)
記入
委任状代理人申請の場合
返送用の封筒、レターパック(郵送で返送を希望の場合のみ)・切手の貼付
・返送住所が記入されている状態

申請者本人の住所へ返却することで身分確認となるので、申請者本人以外への返送はできないので注意してください。

アポスティーユの申請書類や流れに関しては外務省のホームページからも確認できます。

申請手続きガイド 2 申請の流れ | 外務省

外務省の所在地

外務省でアポスティーユを取得する場合、窓口と郵送から選ぶことができます。

申請場所は外務省領事局(東京)か大阪分室のどちらか。

外務省領事局(東京)〒100-8919
東京都千代田区霞が関2-2-1
外務省南庁舎1階外務省
領事局領事サービスセンター
証明班
アポスティーユ申請の受付時間月-金  9:15~12:15,13:30~16:00
アポスティーユの受取時間月-金  9:00~12:30,13:30~17:00
電話番号03-3580-3311(代表)
外務省大阪分室〒540-0008
大阪府大阪市中央区大手前4-1-76
大阪合同庁舎第4号館4階外務省
大阪分室証明班
アポスティーユ申請の受付時間月-金  9:15~12:00,13:15~16:00
アポスティーユの受取時間月-金  9:00~12:15,13:15~17:00
電話番号03-3580-3311(代表)

ビザ申請書類の提出

参考:Meat deal agreed between Argentina and Japan

揃えたビザの申請書類はまず大使館の領事部へ、

  • 全書類をスキャンし電子メールで送る
  • パスポート+書類のコピーを領事部宛てに郵送

のどちらかで提出します。

領事部で書類に不備がないかチェックされ、問題がなければ訪問日時を決めるメールが届きます。

大使館へ訪問して申請完了、1週間以内に通知が来ます。

住所〒106-0046
東京都港元麻布2丁目14−14
営業時間月~金  9:30~12:30(予約制)
電話番号(領事部)(+81)3-5420-7107
メールアドレス(領事部)consulares_ejapo@mrecic.gov.ar
Webサイト在日アルゼンチン共和国大使館

書類提出の注意点

申請書類は遅くても渡航1か月前には行うようにしてください。

ビザは1週間以内に通知されますが、これは書類に不備がなかった場合に限るので申請期間には余裕を持って準備することをおすすめします。

アルゼンチンのワーホリ情報をチェック

アルゼンチンのワーホリの情報は、

で確認することができます。

しかし、申請書類はホームページに記載がないので大使館の領事部からメールへ添付してもらう必要があります。

その時に、申請条件に変更がないかや不明点を問い合わせておくことをおすすめします。

私のTwitterでもいろんな国のワーホリ情報を更新しているので興味があればフォローお願いします。

くろ@ワーホリブロガー(@kuro_holi

アルゼンチンへの渡航・チケットの手配

現在アルゼンチンへの直行便はないので、乗り継ぎが必要になります。

乗り継ぎ場所は、アメリカやヨーロッパの主要都市などなど。

所要時間が短いのはアメリカ経由、ダラスでのトランジットで24時間~。

ただ渡航日によって、どこ経由か渡航時間、料金などが大きく変わってくるので、まずは比較サイトで検索をしてみてください。

スカイスキャナーなら「乗り継ぎ回数」や「最安値の月」で検索できるので便利ですよ!

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アルゼンチン以外の南アメリカのワーホリ情報

参考:南アメリカ地図(日本語・英語) Map of South America

2019年12月現在アルゼンチン以外に南アメリカでワーホリが可能な国は、チリの1か国だけ。

今後増えていくかと思いますが、まだまだ少ないのが現状です。

追加され次第、紹介していきたいと思います。

まとめ

今回は、アルゼンチンのワーホリの申請方法や流れについて分かりやすく解説しました。

英語圏に比べて、まだまだ情報が少ないアルゼンチンのワーホリ情報。

私自身調べていても、

  • 数年前の情報ばかり
  • 詳しい流れや注意事項の記載がない

と不安になりました。

幸い大使館の領事部の方は対応が丁寧で早いので、不明点は自分で確認するのが手っ取り早く確実です。

なのでアルゼンチンのワーホリを検討されている方は、必ず自身で大使館の領事部へ連絡して最新情報を確認してください。

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